九州を楽しむ会のばってん会(山口猛会長)が11月2日夕、35丁目にある居酒屋ミューで「秋の焼酎テイスティング祭り」を開催した。
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イベントには約40人が参加し、芋焼酎の「尽空」(福岡)、麦の「吾空」(福岡)、黒糖の「奄美」(奄美大島)、タイ米の「瑞泉」(沖縄)、緑茶の「玉露」(福岡)の5種類の原材料の違う焼酎のテイスティングが行なわれた。酒問屋であるワイン・オブ・ジャパン「酒塾」の木下雄大塾長が、焼酎の製造方法から起源、歴史などを解説。知っているようで知らない焼酎の話に参加者からは質問が数多く飛び交った。アメリカ人の参加者もあり、講演は日本語で行なわれたが英語の解説パンフレットも用意されていた。
焼酎は追加料金を払えば何杯でも飲むことができ、料理は居酒屋ミューのマネージャーで鹿児島県出身の岩切弘実さんによるゴーヤチャンプルや鹿児島から直送の麦味噌で煮込んだ豚料理など九州の郷土料理が振る舞われ、参加した人たちを楽しませた。
会場では東日本大震災の募金活動も行なわれた。焼酎「ハナタレ」(宮崎)はチャリティーオークションにかけられ60ドルで落札された。集まった総額168ドルはジャパン・ソサエティーの義援金基金を通じ、被災地に送られる。(トメ)